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理容師と美容師の違いは?なるにはどちらが良い?

学生の諸君!理容師、美容師になりたいと思ったけど実際何が違うの?!と疑問に感じたことはありませんか??

そこで理容師歴15年以上の僕が解説します!

ちなみに法律的な違いもありますが、この記事では出来るだけ現場目線での違いを解説したいと思います。

理容師、美容師の仕事とは?

ヘアカットやパーマ、カラーなどの技術を使ってお客様の容姿を整えたり美しくしたりする仕事す。

他にもシャンプーやヘッドスパ、シェービング、メイク、髪型にとらわれず色々な方法でお客様の満足感を高めるサービス業です。

理容師と美容師の違いは?

結論から伝えます。

理容師→男性向け、美容師→女性向け

という感じです。かなりおおざっぱですが一般的にはこのくらいの解釈でOKです。

そもそも国家試験も理容師は男性のヘアスタイルを、美容師は女性のヘアスタイルを作ります。

つまり想定しているターゲット(客層)が違うということです。

なのでメニューもそれぞれに適したメニューになっています。

その辺りも詳しく解説していきます。

違い①客層が違う

想定しているターゲット層がそれぞれ理容室は男性客、美容室は女性客なので当然お客さんの男女比率も

  • 理容室→男性客が多い
  • 美容室→女性客が多い

となります。

なので必然的に経験値も違ってきます。

また、それぞれのターゲット層に合わせたメニュー展開や専門性を持っています。

 

違い②シェービング(顔剃り)やメニューの違い

よく理美容師の違いで話に上がるのが『シェービング(顔剃り)』が出来るかどうかです。

理容室はシェービングが出来るけど美容室は出来ない。

これは正解でもあるし不正解でもあります。

美容師でも特例的にシェービングを行えることもあります。

ただこの話は法律上の問題でややこしくなるので詳しくは説明しませんが、

法律的には制限有りで出来るが、実際は経験が無いので事実上出来ない状態になっている

というのが正解です。

美容師は基本的にシェービングの練習はしません。

なので技術が美容師に受け継がれてないので、事実上出来ないのです。

逆に理容師で出来ないことと言えばメイクアップで、これも同じ理由で出来ません。

そもそも生かせる場やタイミングがあまりないので理由がない限り覚える必要がない技術になります。結果、メニュー展開の違いにつながっていきます。

もちろん、個人的に勉強したりして出来る方もおられると思いますがレアケースと言って良いでしょう。

 

違い③専門性

客層が違うとお互いに得意分野が変わってきます。

理容室では男性的なヘアスタイルが、美容室では女性的なヘアスタイルが得意です。

具体的な話を挙げると、刈り上げなど男性によく使うカットは理容師の方が得意で、ロングヘアの可愛らしい女性的なスタイルは美容師の方が得意です。

一つここで注意してほしいのが理美容師それぞれ個人のスキルによってかなり差があるのであくまで全体的な傾向ということです。

個人的な意見で言えば可愛いイメージのスタイルは女性スタイリストが上手だと感じます。

男の立場からするとあの微妙なニュアンスが理解しづらく、表現が難しいのです(自分が理容師だからっていうのもあるかもしれませんが)

その辺りの感性みたいなものは同性同士の方が分かり合えるのではないでしょうか。

ちなみに働くスタッフも理容室は男性が多いし、美容室は女性が多いので結果的に、理容室は男性向け、美容室は女性向けになります。

ただ、少し特殊な例になりますが最近は経営戦略的に男性をターゲットとした美容室や女性をターゲットとした理容室も出てきています。そういったサロンの多様化は今後ますます進み、理美容師の在り方も変わってくるのかもしれません。

理容師、美容師なるにはどっちが良い?

ここまで色々と理美容師の違いを説明していましたが結局なるにはどっちが良いのかお話ししましょう。

結論、作りたいスタイルによって選ぶが正解だと思います。

男性のかっこいいヘアスタイルを作りたければ理容師だし、女性の可愛いスタイルを作りたいなら美容師という感じです。

また、理容師だから女性の髪を切れないとか、美容師だから男性の髪を切れないということもありません。最近はお互いの交流も深くなっていますし、カットの教本などの情報も自分が望めばいくらでも学ぶことは出来ます。

そういう意味では理容師、美容師の垣根はほぼ無いと言って良いと思います。どちらをメインで置きたいかという選び方でも良いかもしれません。

それでも理容師も良いし、美容師も良くて捨てがたい。。。と選択に困るという方にはダブルライセンス(理美容両方の資格を取る)という手もあります。

最近の専門学校では理容科、美容科だけでなく、ダブルライセンスコースという科もありますので在学期間が1年増えますが両方の資格が取れます。

ただ一つ、年長者のアドバイスとして言えることは同性同士での付き合いの方がスタイリストとして長生きできます。

男性の美容師は40歳を過ぎると若い女性の支持を得れなくなりどんどん客数が減っていく…そんな話は良くあります。女性の理容師の場合はまだましですが、それでも異性は照れ臭いと女性スタイリストを敬遠する男性も少なくありません。

同性同士ならば気が合えば本当に友達に近い感覚で一生の付き合いが出来ます。

まとめ

・理容師は男性に向けたスキルを多く持ち、男性客相手の仕事が多い
・美容師は女性に向けたスキルを多く持ち、女性客相手の仕事が多い
・技術的な差は無くなってきていて、今後ますます違いは減っていく傾向にある
・職業として選ぶならどっちの仕事をメインでやりたいかで選ぶ
・ダブルライセンスという手もある
・同性同士の方がスタイリストとして長生きしやすい

といった感じです。

この理美容師という仕事は修業時代はなかなか大変ですが一度技術を覚えると失うことがほぼありません。

独立だって10年近く経験積めば夢じゃないし、お客さんと仲良くなってくると友達感覚で仕事ができます。

楽しく話をしながらカットして「ありがとう」と感謝の言葉をもらい、お金まで頂ける

こんな良い仕事はなかなか無いと僕は思います。理容師、美容師を夢見ているのなら本当におすすめですよ!

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